起き上がりを防ぐ腹圧のかけ方

起き上がる人ほど、お腹に力を入れようとしすぎる

インパクトで起き上がる。
手元が浮く。
ヘッドスピードも出ないし、ミート率も安定しない。
腹圧が大事とは聞くけど、結局どうやって入れるのか分からない。

こういう悩み、かなり多いです。
しかも真面目な人ほど「お腹に力を入れたらええんやろ」と思って、必要以上に固めようとします。
でも僕は、腹圧って単純にお腹を力ませることやないと思っています。

ある動画でも、プロはなぜ腹圧がかかっているのか、という話がありました。
僕もここはかなり本質やと思っています。

ゴルフ関節調律で大事にしているのは、力ではなく骨の使い方です。
そして、仙骨→腰椎→胸椎→頸椎→肋骨→胸骨→鎖骨→肩甲骨→肩→肘→手という順番。
この順番が通るためには、途中の胴体が抜けていないことが大前提になります。

腹圧が抜けると、中心が使えません。
中心が使えないと、起き上がりが出る。
力も伝わらない。
だから腹圧は、見た目を整えるためじゃなく、スイングの通り道を作るために必要なんです。

腹圧は「お腹に力を入れること」ではなく、4方向から圧を作ること

まず知っておきたいのは、お腹の真ん中には骨がないということです。
肋骨は上から囲っている。
骨盤は下で受けている。
でもその間のお腹まわりは、骨でガチっと守られていない。
だからここは、放っておくとぐにゃぐにゃ動きやすいんです。

この部分に圧がかかっていないと、どれだけ腕が強くても、パワーは発揮しにくい。
腕だけで振ろうとしても、中心が抜けていたらエネルギーは逃げます。
ヘッドスピードも上がりにくいし、ミート率も落ちる。
そして起き上がりも出やすくなります。

じゃあ腹圧って何か。
僕の捉え方では、4方向からドーム状に圧が集まっている状態です。

下から支えるのが骨盤底筋群。
横から包むのが腹横筋。
上からフタのように関わるのが横隔膜。
後ろから背骨を安定させるのが多裂筋。
この4方向がちゃんと働くと、お腹の真ん中に圧が高まって、中心のインナーから力が使えるようになります。

ここで大事なのは、「腹筋を固める」とは少し違うということです。
前だけギュッとするんじゃなくて、下・横・上・後ろから支えが入ること。
だから腹圧って、見た目以上に立体的なものなんです。

反り腰の人が腹圧を入れにくいのもここが理由です。
反っている時点で、下から上への支えも、横の締まりも抜けやすい。
だから日常から反り腰が強い人は、スイングの時だけ頑張っても入りにくいです。
僕はここもすごく大事やと思っています。

起き上がりを減らす腹圧は、下から入れる

腹圧を入れたい時、多くの人はお腹だけを触ろうとします。
でも最初に反応させたいのは、実は骨盤底筋群です。
骨盤の底で内臓を下から支えている筋肉です。

ここが面白くて、内ももの内転筋と連携しています。
内転筋は、膝の内側から股関節に向かって縦についている筋肉です。
だから、下から上に引き上げるような感覚を入れると、骨盤底筋群は反応しやすい。
僕はこの感覚をすごく大事にしています。

そのうえで、息を吐く。
吐き切るようにすると、腹横筋が帯みたいに横から締まってきます。
着物の帯を巻くみたいに、お腹をぐるっと包む感じです。
ここで思いっきりへこませるより、ゆっくり絞られていく感覚の方が自然です。

さらに息を吸うと、横隔膜が下がってきます。
そして背骨を安定させるようにすると、多裂筋も働きやすくなる。
こうして下、横、上、後ろがそろって、腹圧が高まります。

僕は、起き上がりを直したいなら、いきなりスイングの形を変える前に、この圧の作り方を知る方が先やと思っています。
なぜなら、腹圧が入っている時は、手元が浮きにくいからです。
中心が抜けないので、インパクトで体が起き上がりにくくなる。
結果として、見た目も締まるし、エネルギー効率も良くなる。

しかもこれは、スイングの時だけ急に頑張っても入りません。
日常で抜けている人は、日常から少しずつ使える時間を増やした方がいい。
立っている時、歩いている時、座っている時。
反り腰のまま過ごす時間が長いほど、スイングでも抜けやすい。
逆に、日常で下から支える感覚が増えると、スイングにも自然に入ってきます。

もし今、
起き上がる
手元が浮く
腹圧と言われてもよく分からない
そんな感覚があるなら、一度「お腹に力を入れる」から離れてみてください。

下から支える。
横から締める。
上と後ろも含めて、中心を立体的に支える。
この感覚が入ると、スイングはかなり変わります。

ゴルフ関節調律では、こういう腹圧の問題も、根性や気合いではなく構造から整えていきます。
仙骨から始まる流れが、腰椎、胸椎、頸椎へと通るためにも、真ん中の圧は欠かせません。
もっと知りたい方は、プロフィールのリンクからLINE登録してみてください。
骨の順番でスイングを整える考え方や、起き上がりを減らす腹圧の作り方も分かりやすく届けています。
起き上がりを止めたいなら、まずはお腹を固めるより、中心の圧を作ることからです。

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