飛距離は骨の順番で変わる

柔らかいだけでも、筋肉があるだけでも飛ばない

まず最初に、ここをはっきりさせたいです。

飛ぶ人は、身体が柔らかいから飛ぶわけではありません。
筋肉があるから飛ぶわけでもありません。

実際、柔らかくて見た目のスイングがきれいでも、思ったより飛ばない人はいます。
逆に筋力があっても、ボールに力が伝わらず、ただ頑張ってるだけになる人もいます。
それどころか、無理に振って故障につながることもある。

つまり、
柔らかい = 飛ぶ
筋肉がある = 飛ぶ
この単純な話ではないんです。

柔らかいだけの人は、振り遅れて右へ出たり、それを嫌がって引っかけたりしやすい。
方向性が安定しないことも多いです。
また、柔らかさだけではスピードが力に変換されにくいので、ヘッドスピードがあっても飛距離に直結しないことがあります。

じゃあ、何が必要か。

僕はここで、「順番」を見ます。

ジュニアが飛ばせるのは、筋力がすごいからではありません。
小さい身体でも、中心から順番に使えているからです。
これが身体に優しいスイングの土台です。

飛距離を作る最初の骨は仙骨。そこから24個の背骨へ通す

飛ばしたいなら、最初に見るべきは仙骨です。

仙骨は、骨盤のど真ん中。
お尻の割れ目に中指を当てて、手のひらをぽんと置いた位置にある、手のひらサイズの骨です。
ここが身体の中心です。

僕は、飛ばない人ほどここを飛ばしてると思っています。

多くの人は、振りにいく時に肩や腕から動きます。
でもそれだと、末端が主役になってしまう。
すると、腕ばっかり仕事をして、肝心の大きい力がクラブに乗りません。

本来は、仙骨から始まるんです。

字幕の中では、仙骨の上に24個の背骨が乗っていて、下から順番に鼻の真後ろまでくるくる回旋を伝える、という表現がありました。
これ、すごく大事です。

仙骨から腰椎、胸椎、頸椎へ。
下から順番に力が伝わると、身体の中に無理がない。
前傾していても、この流れがあると頭を残したまま回りやすくなります。

ここで大事なのは、「大きく回すこと」ではなく「順番に通すこと」です。
たくさん動かすより、通り道があるかどうか。
そこが飛距離を分けます。

スイング 変わらない人って、形を変えようとしがちです。
でも本当は、形の前に流れです。
仙骨から背骨へ通るだけで、腕の頑張り方が変わります。

胸椎から腕先まで、ドミノみたいにつながると小さい力が大きくなる

仙骨から背骨に伝わった力は、その先でさらに順番に広がっていきます。

胸椎
肋骨
胸骨
鎖骨
肩甲骨


この流れです。

ここで大事なのは、腕を自分で振りにいかないこと。
あくまで中心に近いところから順番に伝わった結果、腕先まで仕事が来る形を作ることです。

字幕の中で、胸の前で手を合わせて、背骨から開く、背骨から閉じる、という確認がありました。
これもすごくいい練習です。

多くの人は、開こうとした瞬間に肩や腕から動きます。
でもそれだと順番が逆です。
本来は、背骨から肋骨、胸骨、鎖骨、肩甲骨へとドミノ倒しみたいに伝わっていく。
その最後に腕先がついてくる。

ここが分かると、脱力ゴルフの意味が変わります。

脱力って、ただ力を抜くことじゃないです。
順番が正しいから、余計な力がいらなくなることです。

この状態になると、小さい力が大きいパワーに変わります。
だから女子プロやジュニアみたいに、軽く見えるのに飛ぶ。
頑張ってる感じが少ないのに、ボールにはしっかり伝わる。

逆に、肩とか腕から先にガッといく人は、途中の骨を飛ばしています。
その瞬間だけは振った感じが出るかもしれない。
でも再現性アップしにくいし、方向性も散りやすい。
何より、身体に残りにくいんです。

僕が大事にしたいのは、その日だけ当たる一球じゃなくて、何回でも通せる原理原則です。
骨からスイングを変えるって、そういうことです。

もし今、
練習しても上手くならない
力を抜くと飛ばない
スイングがわからなくなった
100切り できない
そんな感覚があるなら、柔軟性や筋力を疑う前に、順番を見直してみてください。

仙骨から始まっているか。
背骨に通っているか。
胸椎から肋骨、胸骨、鎖骨、肩甲骨へ伝わっているか。
腕が最後についてきているか。

ここが整うと、飛距離も方向性も変わり始めます。

ゴルフ関節調律では、こういう身体の使い方を感覚だけで終わらせず、骨の順番として整理しています。
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