即屈は「右肩を下げること」ではなく、背骨の横の動き
まず最初に、即屈という言葉を整理したいです。
即屈というのは、背骨が横に倒れる動きのことです。
前へ倒れるのが屈曲、後ろへ反るのが伸展。
その横版が即屈です。
ダウンスイングで右肩が下がっているように見えるのは、この即屈っぽい動きが入っているからです。
だから「右肩が下がればいい」と思いやすい。
でもそこに落とし穴があります。
僕は、見た目の形と身体の中の順番を分けて考えたほうがいいと思っています。
右肩が下がって見えるのは結果です。
その結果だけを真似しても、中の順番が違えば意味がありません。
むしろ、即屈だけを頑張ると、手で帳尻を合わせたり、腰を痛めたりする人もいます。
動画の中でも、即屈を意識しすぎて痛めた人がけっこういるという話がありました。
これはほんまにその通りです。
身体に優しいスイングって、形を押し込んで作るものじゃありません。
自然にそうなる流れがあることです。
起き上がりを直したいなら、即屈より先に仙骨からの回旋を見る
じゃあ何が必要か。
ここで大事なのが、仙骨からの回旋です。
お尻の割れ目あたりにある仙骨から、背骨24個へ順番に力が伝わること。
これが基本です。
動画では、構えた状態で即屈を少し入れて、そこから仙骨からくるくる回すと、プロのような切り返しになるという説明がありました。
でももっと大事なのは、その次の話です。
実は、即屈を先にやろうとしなくても、仙骨から背骨へ順番に回旋が通ると、結果として即屈っぽい形が入ってくるんです。
ここ、かなり重要です。
たとえば前傾した状態で、仙骨からくるくる回る。
その回旋の流れの中で右肩が少し下がる。
これが自然な即屈です。
逆に、即屈だけを先に入れて、そこから手で振ると、手打ちになるし起き上がりも出やすい。
僕はこれを、形を作るか、流れの結果として出るかの違いだと思っています。
スイング 変わらない人ほど、見えてる形を急いで作りたくなります。
でも本当に変わる時は、その形が勝手に出る順番が通った時です。
直立で仙骨からくるくるできると、前傾でも起き上がりにくくなる
ここからどう練習するか。
動画の中では、まず直立で仙骨から背骨へくるくる回す動きを練習していました。
これ、すごく大事です。
前傾した中でいきなりやろうとすると、だいたい手や肩でごまかします。
だからまずは立った状態で、仙骨を触って、そこから鼻の真後ろまで24個の背骨を下から順番に回していく感覚を作る。
右も左も、どちらもできるようにする。
くるくるくるくる。
この地味な練習が、実は起き上がり改善の土台になります。
なぜなら、仙骨からの回旋が通ると、前傾した中でも無理に上へ逃げなくて済むからです。
ダフりそうになって起き上がるのは、下からの流れが止まって、最後に帳尻を合わせるしかないからです。
でも下からの順番が通ると、手元も低くなりやすく、身体も起き上がりにくくなります。
脱力ゴルフって、ダラッとすることじゃありません。
必要な順番を止めないことです。
そして、起き上がりを止めたいなら、右肩を下げる前に仙骨から順番に回っているかを見ることが大事です。
もし今、
ダウンスイングで起き上がる
ダフりやすい
右肩が下がる形を真似してもうまくいかない
練習しても上手くならない
そんな感覚があるなら、即屈そのものを頑張るのは一回やめてみてください。
まずは仙骨を触る。
そこから背骨24個に順番にくるくる通す。
この流れができると、即屈っぽい形はあとからついてきます。
ゴルフ関節調律では、こういう起き上がりの悩みを感覚だけじゃなく、骨の順番として整理しています。
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