起き上がりを防ぐ腰仙関節の使い方

起き上がりの前に、腰が反ったまま切り返していないかを見る

腰が反った状態でも、バックスイングを上げることはできます。

だからこそ、反っていることに気づかないまま、切り返しまで進んでしまいやすいです。

ただ、反った状態で切り返すと、骨盤まわりは回りにくくなります。身体の中心が動きにくいため、肩や腕が先に下りようとする。

すると、手元が浮く。
頭が前へ出る。
前傾を保てず、起き上がる。

起き上がりは、上半身だけの問題ではありません。

肩を下げようとする。頭を残そうとする。手元を低くしようとする。

こうした意識で一時的に形が整うこともあります。でも、その手前で腰が反ったままなら、身体はまた別の場所で帳尻を合わせ始めます。

僕は、起き上がりを直す時ほど、上を抑える前に中心を見るようにしています。

腰を大きく丸める必要はありません。猫背になることが目的でもありません。

切り返しで必要なのは、仙骨の上から背骨へ、力が通れるわずかな余白です。

腰仙関節が動くと、背骨は回る準備を始めます

腰仙関節は、仙骨と腰椎5番の間にある関節です。

仙骨は、お尻の割れ目あたりにある逆三角形の骨です。身体の中心であり、上半身と下半身の動きをつなぐ場所でもあります。

その仙骨のすぐ上にあるのが腰仙関節です。

仙骨から背骨へ力を伝える時、最初に通る関節がここです。

この場所が詰まったようなままでは、上の腰椎や胸椎へ動きを渡しにくくなります。すると、本来は最後に働いてほしい肩や腕が、早く動かざるを得なくなります。

反対に、仙骨がわずかに向きを変え、腰仙関節に余白が生まれると、その上の背骨は回る準備を始めやすくなります。

ここで大切なのは、動きを大きく作ろうとしないことです。

仙骨と腰椎5番が、少し離れる。少し近づく。その小さな感覚をつかむことです。

普段から反り腰気味の人や、お腹が前へ出やすい人は、この場所が詰まりやすいことがあります。

身体が硬いから回れないと決めつける前に、中心の一つ目の関節が動けているかを見てみてください。

身体の使い方 ゴルフは、大きな可動域を無理に作ることではありません。小さな関節が本来の順番で動けることです。

腰を守るより、仙骨から順番に動ける状態を作る

まずはクラブを置いて、胸の前で手を軽く合わせます。

そのまま左右へ回り、今の回りやすさや背中、腰まわりの張りを確認してみてください。

次に、お尻の割れ目にある仙骨を触れます。その少し上、腰椎5番との間を意識しながら、仙骨がわずかに倒れる感覚を作ります。

開く。
閉じる。
開く。
閉じる。

大きく動かす必要はありません。

仙骨と腰椎の間に、ほんの少し余白を作るつもりで大丈夫です。

そのあと、もう一度左右へ回ってみてください。

回旋の量だけではなく、どこが苦しいか、どこが軽くなったかを感じてみてください。

この感覚が出ると、切り返しでも腰を反らせて頑張る必要が減っていきます。

仙骨から腰椎、胸椎、肋骨、胸骨、鎖骨、肩甲骨へ。最後に肩、肘、手へ。

骨の順番が通ると、腕は急がせなくてもついてきます。

脱力ゴルフは、力を抜いて弱く振ることではありません。

身体の中心に余白があるから、力を受け渡せる。余計な場所を固めずに済むから、最後までクラブが動ける。

それが、身体に優しいスイングにつながります。

もし今、起き上がりが直らない、飛距離が落ちた、練習しても上手くならないと感じているなら、腰を守るために固める前に、仙骨の上に余白があるかを見てみてください。

反らない。
無理に丸めない。
仙骨から順番に通す。

僕は、そこから再現性アップが始まると思っています。

ゴルフ関節調律では、起き上がりや腰まわりの悩みを、感覚だけでなく骨の使い方から整理しています。仙骨から回る感覚を身体で体験したい方は、プロフィールのリンクからLINE登録してみてください。

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