バックスイングが浅い時、肩を回そうとしていませんか
バックスイングが浅いと感じる時、多くの人は二つのことをしようとします。
一つは、腕でクラブをもっと上げること。
もう一つは、肩を顎の下まで回すことです。
腕で上げれば、クラブの位置は高く見えるかもしれません。でも身体の中心が動いていなければ、トップは手元で作った形になります。
肩を顎の下へ入れようとすると、首や肩まわりを固めやすくなります。見た目は深くしたいのに、振り抜きは苦しくなる。飛距離も出にくい。
これは、コマの外側を手で回そうとするようなものです。
コマが安定して回るために必要なのは、外側を押すことではなく、中心の軸が回ることです。
スイングも同じです。
肩は結果として動く場所です。先に回したいのは、身体の中心にある仙骨から続く背骨です。
仙骨から腰椎、胸椎、頸椎へ。
そこから肋骨、胸骨、鎖骨、肩甲骨、肩、肘、手へ。
骨の順番が通ると、肩を無理に引っ張らなくても、顎の下へ入りやすくなります。
身体の使い方 ゴルフでは、見えている肩より、見えにくい背骨の軸が大切です。
頸椎7番まで回すと、トップの基準ができます
毎回トップの位置が違う人は、どこまで回るかの基準が感覚だけになっていることがあります。
今日はここまで上がった。
今日は少し浅い気がする。
もっと回したほうがいいかもしれない。
この迷いがあると、トップで余計な力が入りやすくなります。
そこで目印になるのが、頸椎7番です。
頸椎7番は、首の後ろを上から下へ触っていった時、Tシャツの襟元あたりでポコッと触れやすい骨です。
バックスイングでは、仙骨から始まった回旋を、下から順番にこの頸椎7番まで届けます。
仙骨が動く。
腰椎へ伝わる。
胸椎が回る。
最後に頸椎7番まで届く。
ここまで動きが通ると、肩は無理に回さなくてもついてきます。
大切なのは、頸椎7番を力で動かすことではありません。仙骨から始まった動きが、途中で肩や腕に奪われず、背骨を通って届くことです。
トップを手元の高さだけで覚えるより、骨の終点で確認する。
それが再現性アップにつながります。
背骨の隙間を整えてから、仙骨から回る
背骨は一本の棒ではありません。
仙骨の上に、腰椎5個、胸椎12個、頸椎7個が積み上がっています。それぞれの間には関節の隙間があります。
この隙間が丸まりすぎて詰まったり、反りすぎて開いたりすると、背骨は回りにくくなります。
そこでクラブを持つ前に、軽く前屈して身体をゆらゆらと揺らしてみてください。
深く倒す必要はありません。楽に揺れられる範囲で大丈夫です。
そこから仙骨を起点に、背骨を下から一つずつ積み上げていきます。背骨の隙間が平行に近づくように、鼻の真後ろまで積み上げるイメージです。
その状態で前傾し、仙骨から背骨を頸椎7番まで回してみてください。
肩を顎の下へ入れにいかなくても、肩が自然についてくる感覚があるかもしれません。
深いトップを作ろうとして、肩や腕を頑張らせる必要はありません。
中心から順番に回る。
頸椎7番まで届かせる。
最後に肩と腕がついてくる。
それが、力みにくく、何度でも戻りやすいバックスイングです。
スイングが変わらないと感じているなら、もっと深く上げようとする前に、背骨の軸を回せているかを見てみてください。
力を抜くと、飛ぶ。
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