腰を痛めないゴルフスイングの基本

ゴルフの後、腰が張るのは当たり前だと思っていませんか

ラウンドの翌日、スコアより先に腰の張りが気になる。

打っている時は平気だったのに、帰宅してから重くなる。朝起きる時に腰まわりがつらくて、「ゴルフをしたら仕方ない」と思っていませんか。

ゴルフは身体を回す競技です。だから腰に負担がかかるのは当然だと、我慢しながら続けている人も多いですよね。

でも、ゴルフをしたから必ず腰が張るわけではありません。

同じようにクラブを振っていても、どこから動き始めているかで、負担が集まる場所は変わります。

前傾したまま身体を止め、腕だけでクラブを振る。

飛ばしたい気持ちで、腰を反らせて切り返す。

上半身だけを大きく回そうとして、下半身を固める。

こうした動きが重なると、身体全体で受け止められるはずの力が、腰まわりへ集まりやすくなります。

力を抜くと飛ばないと思うほど、腕は強く振りたくなります。身体がぶれないようにと考えるほど、足元や骨盤まわりも固めたくなる。

けれど、固めたまま腕で振ると、身体の中心から動く流れが途中で止まります。その止まった分を、腰や背中、肩が頑張って埋めることになるんです。

脱力ゴルフは、腰の力を抜いて頼りなく振ることではありません。

身体の中心から動きが伝わり、一か所だけに無理をさせないことです。

ゴルフの後に腰が張る時は、もっと鍛えなければと考える前に、どこで身体を止めて、どこで腕だけを使っているかを見てみてください。

身体に優しいスイングは、我慢して続けるためのものではなく、長くゴルフを楽しむための土台になります。

手打ちと伸び上がりが、腰まわりに負担を集める

クラブを上げる時は腕で引き、当てる時は腰を反らせている。

動画で見ると大きく振れているように見えても、打ち終わった後に右の腰まわりや、左の背中の下が張る。そんな感覚はありませんか。

手打ちは、腕だけを使う動きに見えます。

ただ、前傾した姿勢のまま身体を止め、腕だけでクラブを振ろうとすると、腰まわりもずっと同じ形で支え続けることになります。

クラブを上げる間も、下ろす間も、腰が動きを受け止め続ける。そこへ飛ばしたい気持ちが重なると、切り返しで身体を上へ伸ばし、腰を反らせて力を足したくなります。

この伸び上がりが加わると、骨盤の上と背骨の間は近づきます。

動ける幅が少なくなった状態で、さらに腕を背中側へ引こうとすれば、腰まわりや背中の下へ負担が集まりやすくなります。

ボールを強く打ちたい。

トップで力をためたい。

インパクトで押し込みたい。

どれも悪い気持ちではありません。むしろ、真剣にゴルフへ向き合っているからこそ出る動きです。

でも、手元でクラブを動かし、切り返しで腰を反らせて力を足す流れでは、身体の中心から動く順番が途切れます。

身体の使い方 ゴルフで大切なのは、腕を使わないことでも、腰を固定することでもありません。

腕が身体の流れについてきて、腰まわりだけに支える仕事を集めないことです。

脱力スイングは、振る力を弱くすることではありません。力みで伸び上がる前に、身体全体で動ける状態を残すことです。

切り返しで腰が詰まる感覚や、打ち終わりに背中の下が張る感覚がある時は、もっと強く振る前に、手元でクラブを動かしてから腰を反らせていないかを見直してみてください。

仙骨から背骨へ。身体の中心から動く骨の順番

「背中をもっと回しましょう」と言われて、上半身だけを頑張って回そうとしたことはありませんか。

胸を右へ向ける。肩を深く入れる。下半身が動かないように固める。

見た目には大きく回れているつもりでも、打ち終わった後に腰だけが張る。身体を動かしているのに、なぜか一か所へ負担が残る。

そんな時は、背中をどれだけ回したかより、どこから動き始めているかを見てみてください。

身体の中心には、仙骨という骨があります。お尻の割れ目の少し上にある、逆三角形の骨です。

仙骨の上には背骨が積み重なり、その先に肋骨、胸の前、鎖骨、腕がつながっています。

クラブを振る時、この流れの途中だけを動かそうとすると、負担が一か所に集まりやすくなります。

たとえば、下半身を固めたまま背中の上だけを回そうとする。腰を止めたまま肩だけを引こうとする。

こうした動きでは、背骨の一部と一部の境目に力が集中します。そこからさらに腕でクラブを上げれば、腰まわりは身体全体の動きを受け止めながら、手元の力まで支えることになります。

骨の順番とは、全部を大きく動かすことではありません。

仙骨を起点にして、背骨、肋骨、胸の前、鎖骨、腕へと動きが渡っていくことです。

身体の中心から動けると、上半身だけが先に回る必要はなくなります。腕もクラブも、身体の流れから置いていかれにくくなります。

脱力ゴルフで力を抜くとは、仙骨を強く動かそうと頑張ることでもありません。

一か所に仕事を集めず、身体全体で少しずつ動ける状態をつくることです。

腰を守ろうとして上半身を固めるほど、かえって腰が頑張る場面があります。腰の張りが続く時は、肩や背中だけを動かそうとしていないか、身体の中心から順番に動きが届いているかを見直してみてください。

腰を頑張らせないスイングが、かっこよさをつくる

ゴルフの後に腰が張ると、「もう少し鍛えないと」と思うかもしれません。

でも、ここまで見てきたように、腰まわりへ負担が集まるのは、筋力だけの問題ではありません。

前傾したまま身体を止めて、腕でクラブを動かす。

切り返しで伸び上がり、腰を反らせて当てにいく。

上半身だけを回そうとして、身体の中心からの流れが止まる。

こうした動きが重なると、腰はクラブを振るためだけでなく、止まった身体の代わりまで支えることになります。

腰を頑張らせないとは、腰を動かさないことではありません。

仙骨から始まった動きが背骨へ渡り、胸の前、鎖骨、腕へとつながる。その中で腰も必要な分だけ動ける状態にすることです。

この流れが出ると、腕でクラブを引き回さなくても、身体全体でクラブの重さを受け取れます。切り返しで腰を反らせて力を足さなくても、腕は身体の動きについてきます。

脱力スイングは、ゆっくり小さく振ることではありません。

余計な力みで腰を固めず、身体の中心からクラブまでのつながりを残したまま振ることです。

腰に無理をさせない動きは、飛距離を諦めるためのものでもありません。力が途中で止まらなければ、腕や手元で急いで足す必要が減り、再現性アップにもつながります。

腰をかばいながら振っているようには見えないのに、振り抜きまで滑らかに流れる。その動きには、身体を上手に使えている人だけが出せる、かっこいいスイングの強さがあります。

ゴルフ関節調律®︎では、腰だけを直すのではなく、身体の中心から腕までの動きがどこで止まっているかを見ながら整えていきます。腰の張りや切り返しの詰まりを見直したい方は、LINEから気軽にご相談ください。

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